『敦盛』
    
思へばこの世は常の住み家にあらず。         
草葉に置く白露、水に宿る月よりなほあやし。     
きんこくに花を詠じ、栄花は先つて無常の風に誘はるる。
南楼の月を弄ぶ輩も月に先つて有為の雲にかくれり。  
人間五十年、下天のうちを比ぶれば夢幻の如くなり。  
一度生を享け、滅せぬもののあるべきか。
何故だか無常感であるとか死生観を短く語った言葉が好きだ。
昨日と同じような今日、雑事に追われるのみの毎日。
そこから意識を引き戻してくれるからだろうか。
半世紀も生きて、わしは何ボのモンじゃろかい。
「人生50年」として残りはオマケなら、思いっきりやるかな。

「嗚呼〜、面白かった!」と臨終の床で言って死ねるのが最高の
死に方かとも思う。誰かそう言って死んだ婆ちゃんがいたのも
聞いたことがある。知り合いSさんはそうなれるかも(^▽^)