わしの父親は【雑用係のボウヤから事件記者→総局勤め←→通信部・支局→退職して新聞社の文化事業】という根っからの叩き上げブン屋であった。
だからわしには父親=新聞社で「新聞社に育てられた」意識がずっとあり、新聞と言うメディアに一種恩義と尊敬を感じつつ生きてきたのだ。

しかし年齢を重ね、いろんな経験をし、知識がついてくると悲しいかな見えなかったものが見えてきて「あんたらもそうやったんか!」というところまで来てしまった。
そう、天下の公器であるはずのマスメディアはもはや企業が使う宣伝広告費なしに成り立たなくなっているという体たらくなので、公器ではないのだ。剣よりも強いはずのペンはスポンサーの都合によりいとも簡単に折れてしまう。強いものがなす犯罪や不正に噛み付く牙はゴム製。弱いものやレッテル貼りが済んだ相手にのみ切り裂く威力を発揮するようだ。いくら正義のペン(あ、正義といってもSBじゃないよ)を記者が握ってもその頭には電2博ho堂の銃口が突きつけられているのだろう。

巨大スポンサー企業をまとめている大手広告代理店こそが新聞もTVもラジオも牛耳っているのだ。マスメディアは国を支配制御するのにとてつもなく重要な役割を果たす。戦時中の御注進報道を見よ、ゲッペルスの担った役割を見よ、古今東西挙げたらきりがないよ。

巧みに周到に何も考えないように調教された国民は「新聞やらTVやらが嘘言うわけなかやっこ」と信じ込んでいるので容易にあやつれる。3流芸能人たちがじゃれあっているだけのバラエティ、安出来の恋愛ドラマ、泡のようなお笑い(しかも下品)、そんなに熱狂しなけりゃいけないのか首をかしげる程ショーアップされたスポーツ番組などの低質な娯楽に引き込み、CM攻勢で購買欲を掻き立てる。膨大な量の折り込み広告を毎日挟んで届けてくる。必要ないものまで買わせるように仕向け、家庭から母親を奪う。

さて肝心な政治経済外交、国の行く先なんてことは「あがんなっげなです」「こがんしたげなです」みたいな書き方しかしてないように感じられる。背後の力関係メカニズム本当の目的がさっぱりわからん。書いてないから。そりゃ書けんやろ。つぶされるから。

で、わしはだいぶ前に新聞とるのヤメました。情報源はネットです。嘘もカス情報もいっぱい書いてあるが、マスメディアでは出ない真実の情報もまた、ここにしか存在しないからネ。