「最新の」とか「トレンド」とか、生きることに左程影響しないような楽しみだけの為に行う消費(浪費とも言うネ)。自分があたかも裕福で御洒落な雰囲気をまとったかのような錯覚を与える場所(あんたはどがんしたちゃあんたタイね)、その場限りの泡のような娯楽を求めたり、といった需要を満たす。これは田舎ではなかなか難しいのは確かだろう。
商業施設やいろんな集客設備を維持するには莫大な費用がかかり、客と地元とで分担しなきゃならんのだから人口が少ないところでは所詮無理なんである。田舎が一生懸命都会の真似をしてもどうせ中途半端なものしか出来ずに赤字垂れ流しの頭痛のタネを増やすだけだ。
いちかばちかの大博打に出れるような体力をもつ自治体は、もう地方には存在しまい。相も変わらず70年代的やり方で(自分達だけの)儲けの構造を作ろうとするお馬鹿な役人&政治家&「お主も悪よのう」業者はいるようだが、そんなものの存在をいつまでも許す選挙民のアホさ加減と、役目を忘れて情報フィルタリングにいそしむマスゴミもまた許しがたい。子々孫々にわたる借金を勝手にこさえて負担をかけるのはヤメていただきたいもんですな。原因を作っているあんた達の一族で払いなさい。

確かに佐賀というところは在都会的な嗜好・志向の意味、消費そのものを娯楽とするような意味では「なぁんもナカ」かもしれん。が、しかし、ここ最近わしのやってる仕事を通じて思うのは「面白いじゃないか、佐賀」ということなのである。

「なぁんもナカ」というのは説明を面倒臭がって、サボッてる人の言葉である。あるいはまごうことなき田舎モンなのにそれを恥ずかしがって、「街んヒト」の都会的価値観に迎合した立場から自嘲しているだけのことである。謙遜は日本人の美徳かもしれんが自嘲や自虐は違うですばぁい。

自分の(土地)のことをあれこれ喧伝するとは恥ずべきことでなくやるべきことでっしょうもんが。胸を張って街んヒト達に「こがんとのあっよ」とPRいたしましょう。

・・・これってもしかして郷土愛?