そして水曜日。検査前日。

朝昼晩の食事や飲み物に制限がかかる。

病院から渡された検査食は3食分だが
少量のお粥と味噌汁、昼はクッキーとスープ・飴。
元来痩せの大食いであり、麺好きのわしには
量不足で物足りず、すぐに空腹がやってくる。

夜8時に最後の検査食を摂り、下剤を飲む。

深夜まで起きていたが、空腹に耐えるのはつらかった。
水かお茶のみ、ちりちりと焦げるような感触が胃に。
飽食の時代に生き、好きなときに食べ物を摂れるのが
あたりまえの現代日本人である自分が良かったのか
悪かったのか・・・。

(続く)