一升もの下剤を幾度もカップに注いでは口に運ぶ。
もう何杯飲んだのだろうか。
珈琲カップ一杯180mlとして計算上全部で10杯?
いやいや感覚としてはそれよりずっと多い。
ポカリスエットに似た味でそれほど飲みにくいと
いうことはないのだが、問題はこの量だ。
大好きなキリマンジェロ珈琲だって一升飲めなんて無理〜。
これはもう刑罰だ。わしが何をしたというのだ?
毎朝柳川へ向かう道で10台ばかりぶち抜いてただけではないか。

娘と話しながらどうにか1/4ほどヤっつけたところで出勤するという。
疲れと眠気がこみあげてきたのでベンチの端に置いた、着替えの入った鞄に
上半身を預けて身を横たえる。TVを見るとはなし見ているうちにいつしか
眠りに落ちた。

ふと覚めてすぐに「デカワンコ」の再放送が始まる。多部未華子の表情は
面白い。娘いわく「ぶさ可愛い」と。滅多にいないヘンな顔とも思えるし、
クルマのCFでのちゃっかりさんはとてもキュートに映る。
行きたくなり、行く。
1/2・・・、3/4・・・、GOAL 飲み干した。
よくやった、わし。パチパチパチパチパチパチ・・・拍手と歓声鳴り止まず。

置いてあるベッドに横たわってTVを眺める。何があっていたのかも覚えず。
また行きたくなり、行く。
ベッドはエアコンの直下なので暖かい。すこし眠る。

またまた、行きたくなり、行く。

看護士がやってきて、色を尋ねる(16進数のカラーコードで答えちゃろか)と
思ったら、色見本を指せばよいのだった。
無色透明になったら、検査に入ると。
退屈なので部屋から出て少し院内をあるいたり、煙草を点けたり。

目的の色に到達したので看護士に確認してもらう。
そしてまた部屋に戻り、待機していると、

「紋甲さ〜ん、お部屋移りましょうか〜」
「コレに着替えてくださいね」

渡されたのは濃い紺色の使い捨て短パンツ。(不織布?)
いよいよ第2の刑罰、異物挿入の刑場へと向かうのだそうり。

(続く)