2〜3ヶ月おきに訪れ、数日泊まっていく男は、最近初日の夜中に決まって脚を攣らせるようになっていた。突然飛び起きて「痛い!痛い!攣った!」と呻きながらベッドの外側にある女の身体をまたぎ越してどすんと床に落ち、そのまま四つん這いで浴室へ向かう。残り湯に浸かるか、暑いシャワーをかけるかして攣った筋肉を温め揉みほぐして、暫くするとベッドに戻ってくる。「どうしたの?何したらいい?」と女は声をかけてみるが応えは呻き声のみであった。そうしたことが2度3度続き、女は男との年齢差が思いの外あることをぼんやりと再確認していた。